ヘラクレスヘラクレス(Dynastes hercules) wild
図1 2024年2月までに出品された個体のサイズ、系統ごとの平均値、箱ひげ図、およびANOVA、HB15874-HB15372間のt検定の結果
2019年4月18日に、中部国際空港セントレアでアリスト様が輸入した、ヘラクレスヘラクレスの野外品からの累代個体らに関する記事です。
2021年1月23日終了の商品からWF1の出品が始まり、野外品の♀を用いたのは、アリスト14567血統とアリスト14569血統の2つだったようです。(1♂2♀の輸入だったような?)
参考記事(アリスト様HPより)
https://www.aristo-k.jp/2021/01/29
当時、当方もARISTOXNARA14570血統のF1♂150mmを落札した記録が残っていました。
この個体からは累代していません。
2023-2024年現在は、出品されたWF1個体らを元に、Hawaiian Beetle様がWF2個体を精力的に出品してくださっているため、容易に入手することができます。
図1は、Hawaiian Beetle様が2024年2月までにヤフオクで出品したWF2♂個体のサイズ一覧、系統ごとの平均値、箱ひげ図、およびANOVA、HB15874-HB15372間のt検定の結果です。
統計あんま分かんないです。
アリスト14567血統のインブリードは
WF1♂158♀74
WF1♂158♀76
WF1♂150♀72
WF1♂146♀67
アリスト14569血統のインブリードは
WF1♂153♀72
WF1♂148♀72
アリスト14567血統×アリスト14569血統のアウトブリードは
WF1♂158♀72
♂にあっては上記のとおりHawaiian Beetle様が出品されています。
♀はWF1♂120mm台を使ったラインなども出品されていたかと思います。(オークフリー確認してみます。)
出品写真を見た上で
血統ごとの印象としては
アリスト14567血統は背面側面共に細長くスタイル良
アリスト14569血統は胸角基部が太く極太になりそうです。
系統ごとの印象は(Hawaiian Beetle様→HB)
HB15874は出品数が多く、平均サイズ良、スタイル良だがややゴツめ
HB15876はHB15874ほどでは無いものの、ゴツさと胸角先端まで太め
HB14667はスタイルが特に良くビークワ等の雑誌で最初に掲載される野外品172mmのような美しさがあります。
HB15372は太い個体が多く、極太を目指すなら私はこの系統を選びます。
HB14872は2024年初め頃から出品が増えているように感じるため、印象が少ないですが、アリスト14569血統の印象に加えて、バランスのとれた個体が多いと思います。
当方の印象は、個人の感想でしかありませんので、Hawaiian Beetle様の出品の仕方に意図的な偏りがあった場合は別ですが、図1の方がまだ参考になると思います。
目下当方でもいくつかのラインを累代しているため、良型を羽化および本血統を普及させられるように頑張りたいです。
2024年5月に体調を崩したためこれらの飼育は継続できなくなってしまいました。
よって残念ですがヘラクレスヘラクレス wildの記録はここで終了します。
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